ITコンサルティング 導入事例
「何から始めればよいかわからない」という段階から伴走し、
システム化への道筋を一緒に描きます。
DX推進の第一歩:業務システム化に向けた
要件定義支援
プロジェクト概要
クライアント
鉄鋼業界のお客様。システム開発の経験がなく、「ECサイトを構築して業務を効率化したいがどこから手をつければよいかわからない」という状態からご相談をいただきました。
支援の位置づけ
「ITコンサルティング」という形でプロジェクトをスタート。実態は要件定義の支援であり、完成した要件定義書をもとに次フェーズのベンダー選定へと続く構成です。
プロジェクト体制
ITコンサルタント2名の体制で対応。お客様側のキーパーソンと密に連携しながら進めました。
課題と背景
お客様の課題:DX推進の入口で感じていた壁
業務に課題は感じているものの、どの範囲をシステム化すべきか、優先順位の判断ができずにいました。
システム開発会社に相談したくても、何を伝えればよいかがわからず、相談の第一歩が踏み出せない状態でした。
現場の業務は熟知していても、ITシステムの仕様や要件を言語化できる担当者が少なく、外部の支援が必要でした。
「高額な投資をして使われないシステムができる」という懸念から、なかなか意思決定ができずにいました。
支援のプロセス
現状把握
の整理
の作成
合意形成
ベンダー選定へ
主な成果物
本プロジェクトで作成・納品したドキュメントをご紹介します
現状業務フロー図
ヒアリングをもとに、現状の業務プロセスを図式化。課題・ボトルネックを視覚的に整理しました。
- 受注〜出荷までの全工程のフロー図
- 各工程における担当者・使用ツールの整理
- 課題箇所・属人化リスクの明示
- 改善優先度のスコアリング
要件定義書
システム化の範囲・機能・制約条件を文書化。ベンダーへの見積もり依頼や提案依頼書(RFP)のベースとなる資料です。
- システム化対象業務の範囲定義
- 機能要件一覧(必須/推奨の区分付き)
- 非機能要件(性能・セキュリティ・運用)
- 画面一覧・データ項目の洗い出し
- 外部システム連携の要件整理
プロトタイプ画面
「文字だけでは完成イメージが掴みにくい」というお客様のご要望を受け、実際に操作できるプロトタイプ画面を作成しました。画面を触りながら確認・修正を繰り返すことで、要件の認識ズレを防ぎ、より精度の高い要件定義につながりました。
- 入力フォーム・一覧・詳細画面など主要画面を網羅
- 実際の操作フローに沿った画面遷移
- お客様フィードバックをもとにした複数回の修正対応
プロジェクトの進め方
支援において大切にしたこと
「現場の言葉」で業務を理解する
ITの専門用語を使わず、現場スタッフへのヒアリングを重視しました。日々の業務の流れ・困りごと・例外処理を丁寧に聞き取ることで、表面的な課題の裏にある本質的な問題を把握しました。
フロー図で「共通認識」をつくる
ヒアリング内容を業務フロー図として可視化し、お客様と一緒に確認する場を設けました。図を見ながら議論することで、部門間の認識のズレや、「当たり前」と思われていた非効率な工程が明らかになりました。
「全部やろうとしない」優先度の設計
最初から完璧なシステムを目指すのではなく、効果が高く実現しやすい機能から優先順位をつけました。スコープを絞ることで、初期コストを抑えながら確実に成果が出る開発計画の土台をつくりました。
「誰でも使える」要件定義書の作成
完成した要件定義書は、弊社以外のベンダーへも提示できる品質を意識して作成しました。機能要件・非機能要件・画面イメージ・データ定義を網羅し、複数社への見積もり依頼でも一貫した比較ができるよう整備しました。
ベンダー選定をスムーズに進める準備
要件定義書の納品だけでなく、ベンダー評価の基準づくりやRFP作成の支援も実施。「どんな観点でベンダーを選べばよいか」という疑問にも答え、お客様が自信をもって次のステップに進めるよう支援しました。
「何から始めればよいか」から一緒に考えます
システム開発の経験がなくても大丈夫です。
現状の課題を整理するところからお手伝いします。